愛知大学綜合郷土研究所ブックレット12 ー米軍資料から見た浜松空襲ー



 著者:阿部 聖
 発行:あるむ
 定価:800円(税抜)
 2006年3月 70p A5版
 ISBN:4-901095-66-8

 慶応三年(1867)の秋から翌年春にかけて、東海道・中山道・山脇道筋とその周辺や四国などでさまざまなお札が降り、側にいう「ええじゃないか」騒動の乱舞が展開された。大政奉還、王政復古、戊辰戦争ー時代は民衆のあいだに軋み音を立てなかがら大きく変わろうとしていた。この騒動の発端は豊橋市の旧牟呂村で起こった。
 本書は、牟呂八幡宮の神主が事件直後に『留記』として残した貴重な資料を中心にして、日本の転換期に発生した特異な宗教活動「ええじゃないか」の全体像を描き出したものである。巻末に『留記』全文を掲載する。