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安全保障輸出管理

安全保障輸出管理とは、日本を含む国際的な平和及び安全の維持を目的として、武器や軍事転用可能な技術や貨物が、国際的な平和と安全を脅かすおそれのある国家やテロリスト等、懸念活動を行うおそれのある者にわたることを防ぐための管理制度です。日本においては、外国為替及び外国貿易法(外為法)に基づいて規制が行われています。

文部科学省と経済産業省からの要請に基づき、大学においても安全保障輸出管理への取組が求められています。本学においては、以下の通りの取組といたしますので、本件に関わる経済産業省作成のハンドブックを熟読いただくとともに、とりわけ海外への「技術の提供」や「貨物の輸出」、海外からの「外国人の受入れ」に少しでも関係する教職員の皆様におかれましては、最新のご留意を賜りますようよろしくお願いいたします。

  安全保障貿易管理(経済産業省) ※経済産業省ホームページへリンク

  安全保障貿易管理ハンドブック(2019年(第10版))(経済産業省)

1.本学における安全保障輸出管理規程および体制

「愛知大学安全保障輸出管理規程」は以下の通りです。

 愛知大学安全保障輸出管理規程



本学における安全保障輸出管理体制は、以下の通りです。


2.留意の必要なケース

安全保障輸出管理においては、「技術の提供」「貨物の輸出」「外国人の受入れ」の3つの行為が対象であり、以下のような活動において規制の対象となる可能性があります。


留意の必要なケース
対象の行為主な機会具体例
技術の提供/貨物の輸出外国の大学や企業との共同研究
○実験装置の貸与、送付・持ち出し
○技術情報を電子メールやUSBメモリ、FAX等で提供
○会議、打合せ
学術研究を目的とした研究試料などの送付・持ち出し
○サンプル品の送付・持ち出し
○自作の研究機材を携行
海外出張
○国際会議での発表(口頭・ポスター等)
○展示会等での展示、打合せ等
○学術交流協定締結
外国人の受入れ外国人留学生・教員・研究員等の受入れ○教育研究・技術指導
○教育研究交流


3.規制の対象となるか否かの判断のステップ

海外への「技術の提供」や「貨物の輸出」、海外からの「外国人の受入れ」のいずれかを予定する教員や職員(課室)におかれましては、まずは以下の「愛知大学における事前確認シート等の作成の要否」にて、「事前確認シート」等の作成の要否を確認してください。

    愛知大学における事前確認シート等の作成の要否


その結果、「事前確認シート」等の作成要であった場合には、以下のステップを踏み、規制の対象となるか否かの判断を求めてください。

    「事前確認シート」等の作成要であった場合のステップ