愛知大学キャンパス
ポプラの森のご案内

 1995年から毎年、日本沙漠緑化実践協会に協力し、中国内モンゴル自治区のクブチ沙漠緑化を目的として植林を行っています。森林伐採や、羊や山羊の過放牧などで沙漠化した大地にふたたび緑を取り戻すため、沙漠に強いポプラの苗木を植えるこの活動には、2018年までに、のべ25回、計772名のボランティアを派遣し、通算19,295本のポプラの植林をしました。また、学生一人ひとりにとっては、中国の自然や現実の社会を知る「学び」の旅ともなっています。

「ポプラの森」会員募集の案内

 愛知大学緑の協力隊「ポプラの森」は、人類共存・共栄の観点に立ち、地球環境の保全を目的に、日本沙漠緑化実践協会が主宰する中国沙漠緑化開発を支援し、広く社会に貢献するための活動を展開することを目的とした会員組織です。
 会員には会員証(バッジ)を交付し、ボランティア隊派遣案内や機関誌(年2回発行)を送付するほか、講演会などを含む各種行事をご案内しています。

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植林地について

クブチ沙漠ってどんなところ?
 クブチ沙漠は、中国北部中央に位置し、面積は17,310km2(日本の四国とほぼ同じ)、気温は夏に40℃以上、冬に-20℃以下、年間平均降水量は300mm以下と厳しい自然環境にあります。数百年前までは緑が広がる草原でしたが、乱開発や過放牧などの人為的影響により沙漠化したと言われています。「クブチ」はモンゴル語で「木の生い茂る丘」、「ポプラの森」が緑化活動を行っている「恩格貝」は同じくモンゴル語で「平安・吉祥」を意味しています。

クブチ沙漠では、どんな作業をするの?
 緑化活動のメインイベントはポプラの植樹です。沙漠に穴を掘り、苗木を植え、水やりを繰り返します。1本でも多くの苗木を根付かせるため、焦らず、確実に、時には他の隊員と助け合いながら作業を進めます。その他にも、季節によって適した作業を行います。どの作業も沙漠の緑化には欠かすことのできないものです。詳細は募集要項をご覧ください。

参加者の声

  • 1mもの深い穴を掘り苗木を入れ、大勢の人がホースを持ち充分に水を入れ、沙漠地帯に水の大切さを感じました。どうかこの50人の力のポプラが根付いてほしいと祈る気持ちです。(安八郡 63歳)
  • 僕たちの植林作業が春に日本に来る黄砂を防ぐのに役立つと現地スタッフに聞かされ、そんな遠方まで届くのかと驚きました。そして穴掘りにもいっそう力が入りました。(高校3年 男子)
  • 体は疲れていても、気持ちは一つのことをやり遂げた充実感で一杯でした。本当に参加してよかったです。(みよし市 大学2年生)
  • 文明の発達と人間の開発により沙漠化してしまったと思われます。しかしこれからは違います。僕たちがポプラを植えることによって沙漠化は止まり、青々とした地球にしたいと思います。(春日井市 中学1年)
  • 12才より78歳の幅のある年齢で、若い人達と作業が出来、思いのほか楽しい旅でした。(盤田郡)