愛知大学綜合郷土研究所ブックレット20 ー東海地方の中世物語ー
著者:沢井 耐三
発行:あるむ
定価:800円(税抜)
2011年3月 78p A5版
ISBN:978-4-86333-040-5
子供のころ、誰もが耳にしたことのある懐かしい物語の数々ー『酒吞童子』『一寸法師』『鉢かづき』などの主人公たちは、どこからやって来たのであろうか。戦国乱世の時代、それでも人々は、文学の香りがする、楽しくも不思議な物語を希求してやまなかった。
「御伽草子」 と呼ばれる短編物語が、たくさん作られた。神仏がみそなわし、その付託をうけた主人公たちが、様々な苦難に立ち向かいながら、世の中の不条理を解決する痛快さ、不思議さ。本書は、東海地方に関係する「お伽草子」十篇を取り上げ、 豊かな物語世界とともに、その背景に光を当てる。