愛知大学綜合郷土研究所ブックレット31 ー東三河の古墳~1,600基の古墳はどうして築かれたか~ー



 著者:岩原 剛
 発行:シンプリ
 定価:800円(税抜)
 2022年1月 102p A5版
 ISBN:978-4-905745-11-9

 東三河地方には、1600基もの古墳が存在する。なぜこれほど多くの古墳が築かれたのだろうか。前期の前方後方墳と前方後円墳、中期の三河地方最大級を誇る船山1号墳、後期の馬越長火塚古墳と穂国造など、東三河地方の古墳はじつに個性的である。さらには、金銅装製品に見るヤマト王権との関わり、渡来人の墓とされる積石塚古墳を正しく理解するためには、汎列島的、あるいは朝鮮半島を含めた国際的な視点が不可欠である。
 本書では、山野にたたずむ古墳と向き合い、東三河地方の古代史の実像を少しでも明らかにすることを目的にしている。