◆マレーシアのカカオとチョコレート
6月8・9日の2日間をつかって、ペナンへ行った。ペナンはマレーシアの北西部に位置し、ジョホールバルのスナイ国際空港から飛行機に乗り、およそ1時間半の場所にある。古くから貿易拠点として発展したので様々な文化を感じられる魅力ある街だ。街にはウォールアートが描かれており、インスタグラムで映える写真を撮ることが出来る。
ペナンにはジョージタウンをはじめ、ペナンヒルなど様々な観光地があるが、私は「CHOCOLATE & COFFEE MUSEUM」(チョコレートミュージアム)という場所をおすすめしたい。ここは現地のタクシードライバーが教えてくれた。館内に入ってみると壁にチョコレートの作り方や歴史についての絵が描かれていた。私はマレーシアがカカオの生産量が世界第7位で、ちょっとした大生産地だと初めて知った。カカオは赤道近くの国のシェアがほとんどであることなどチョコレートについて様々な事を学んだ後、出口にチョコレートのお土産売り場があり、試食もできる。値段はチョコレートにしては少し高めだが、日本語を話すことが出来る店員がいたり、日本円で購入できたり、英語や中国語があまりしゃべれない人でも訪れやすい。ちなみに53%ビターチョコレートと書かれてある缶のチョコレートがおすすめだ。
◆USSに行ってみた!
現地プログラムも終わりが迫り、最後の市外外出ができる週末にシンガポールへ行った。主な目的は“USS”に行くことだ。
“USS”とは“UNIVERSAL STUDIOS SINGAPORE(ユニバーサルスタジオシンガポール)”のことである。セントーサ島というシンガポールの中心から少し離れたところにある。広さは、大阪のユニバーサルスタジオジャパンよりはるかに小さく、4~5時間ですべて周れた。待ち時間は日本のように1時間や2時間も待つことはなく、ほとんどのアトラクションが10分も待たずに乗ることができる。USSのアトラクションは、ジェットコースターが一番面白かった。特にピラミッド型の建物が目印の「Revenge of the Mummy」だ。暗くてレールが見えないのでジェットコースターが次にどういう方向に行くのかわからないところがスリル満点で良かった。また、敷地が狭いのでキャラクターに遭遇しやすい。シュレックやトランスフォーマーなど、並んだら写真を撮ってくれる。
セントーサ島はUSSだけでなく周りにもたくさん水族館やビーチ、テーマパークなど遊ぶスポットがたくさんあるのでセントーサ島に宿泊する感じで来たほうがおすすめだ。
広報委員 角田涼希
◆シヤチハタマレーシア 山田勝さんの講演会
6月24日、シヤチハタマレーシアの山田勝さんのお話をきかせていただいた。日本ではシヤチハタはインク台やスタンプの会社として有名だが、マレーシアではホワイトボード用のペンやマーカーペンなどの筆記用具の会社として知られている。
山田さんからは中国で働いているときに体験した日本と中国の文化の違いや、どのようにお客様のニーズに応える商品を作るのかなどのお話をしていただいた。中国の人は判子を押すときに押した感覚が欲しいから手で力強く押すことでインクが潰れてしまい、そのためにインクが潰れないインク台を作ったという話を聞き、日本での当たり前が通用しない、“文化の違い”からその国にあった商品を開発していくことは現地で商品を受け入れてもらうのに大事なことだと改めて分かった。
私も中国語や英語を使う仕事について、日本と外国との文化の違いに正面からぶつかり、その中で現地のニーズにあった商品を開発していきたいと思った。また、現地プログラムでの体験や困難をいかして、山田さんのような海外で活躍できる人になりたいと思った。
◆語学パートナー主催のお別れ会
6月24日の夜、語学パートナーが私たちのためにお別れ会を開いてくれた。語学パートナーが自分たちの時間を割いて、食事などを準備したり、風船をふくれませたりしていた。お別れ会が始まると、私はこの現地プログラムが始まってから4カ月間ずっと私たちの生活を支えてくれた語学パートナーとの色々な思い出が蘇ってきた。
お別れ会の途中には、中国語の先生も来てくれた。私たちは先生に寄せ書きのメッセージや花を渡して、最後の集合写真を撮った。これを最後にもう会うことがないと思うと、悲しい気持ちになったが、いつまでも悲しい気持ちに浸っているわけにはいかない。日本に帰国した後も先生から教わったことを忘れることはないだろう。
お別れ会の終盤には、語学パートナーたちから私たち一人一人に賞状が贈られた。それは「一番かっこいい人」や「一番かわいい人」などが書かれた私たち一人一人を表すものだった。手紙などを渡されることは多いが、このような贈り物は初めてだった。この賞状は私にとって宝物になった。
広報委員 山口広宣