◆マラッカ教学実践について
6月22日と23日の2日間、教学実践活動としてマラッカに行った。マラッカの街並みは世界文化遺産にも登録されており、古くからの伝統を大切にしている都市だ。
1日目は、まず世界最大の海峡であるマラッカ海峡と海峡沿いに建てられたモスクを観光した。モスクは綺麗に整備されており、イスラム教徒だけでなく、多くの観光客が足を運んでいた。
モスクを出た後は、マラッカの文化街に行った。文化街では博物館を巡った。博物館では、人々の生活様式の変化や過去に用いられていた剣や銃などの武器、マラッカの発展の様子などを見学した。街並みが文化遺産に登録されているということもあり、長き歴史を直接体験することができた。博物館を出た後は、マラッカの街並みを観光した。祝日であったため、夜市が催されており街中がお祭りムードで盛り上がっていた。
ジョホール・バルにはない食べ物が多く並んでおり、食べ歩きを楽しんだ。また、マラッカの伝統的な衣装を着て、マラッカの街並みを観光できる船でクルージングも行った。伝統衣装は、分厚い布製で鮮やかで花などの柄がついているのが特徴的で、日本では馴染みのないデザインをしていた。マラッカで学んだことは、マレーシアの歴史を知る上で非常に重要だと感じた。
マラッカ海峡モスク
マラッカの街並みと夜市
広報委員 大前 樹来
◆ジョホール・バルで人気のショッピングモールについて
ジョホール・バルで人気のショッピングモールの一つである「KSL CITY MALL」に行った。このモールは他のモールとは異なり、アパレルショップが少なく、カラオケやマッサージなどのリラクゼーション、プールや小型遊園地など他のモールには珍しい施設を楽しむことができる。友人や家族と来ている人が多く、老若男女楽しめるモールになっている。また、カフェやレストランもさまざまで、マレーシアの郷土料理を提供しているお店や日本食レストラン、ファミレスなどのお店もある。
私はまず、伝統的なマッサージを受けた。日本では指圧を使うマッサージが多くみられるが、マレーシアのマッサージはさまざまな道具を部位ごとに使い分け施術を行う。日本とは違う刺激を感じることができる。
その後、夕食にしゃぶしゃぶを食べた。しゃぶしゃぶは日本食というのもあって、マレーシアでは珍しくメニュー表記に日本語が使われていたり、枝豆や茶碗蒸しなどのマレーシアでは食べる文化のない日本食も楽しむことができた。マレーシアではしゃぶしゃぶや寿司、味噌汁など日本食を食べられるレストランが所在し、現地の人にも非常に人気がある。
KSL CITY MALL
しゃぶしゃぶ
広報委員 大前 樹来
◆中国文化講座について
毎週金曜日の午後、中国文化講座を受講している。5月で切り絵を終えた私たちは、6月に入り新たに習字と24節太鼓の授業を受けている。
習字の授業では、楷書や草書など様々な字体を扱う。また、四字熟語を一つの漢字に収めた、珍しい字を書くこともある。24節太鼓の授業では、腰の高さ程ある大きな太鼓を使用する。譜面がないため、先生のお手本を見て暗記していくしかない。ただ太鼓を叩くだけではなく、移動をしたり声を出したりというパフォーマンスも並行しているところが難しいと感じる。野外で行われているということもあり、約2時間の授業で非常に多くの汗をかく。翌日には筋肉痛を訴える生徒もいる。生徒間でわからない箇所を教え合う場面も見られ、能動的な授業形態であると感じる。
どちらの授業も、先生方の明るく丁寧な指導のおかげで、楽しくマレーシア文化を体験することができている。7月もこの二つの授業は継続されるので、さらに知識や技を習得できるよう努力したいと思う。
四字熟語を一つに収めた字の例
24節太鼓
広報委員 川上 果穂