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ANAあきんど㈱との協働プロジェクトが始動

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ANAあきんど株式会社との
アフターコロナの『インバウンド市場における新しい〝おもてなし″のあり方』に関する
協働プロジェクトが始動しました


 国際ビジネスセンター(IBC)では9月30日(木)から、ANAあきんど株式会社(本社:東京)との協働で、『アフターコロナのインバウンド市場における新しい〝おもてなし″のあり方』を提案します。これはIBCの『中部圏等の企業・団体に対する国際ビジネス展開の支援事業』および『国際ビジネス事業に資する人材養成事業』の一環として行うものです。

 これまでもIBCでは、『香港FOOD Expoでの国際販路開拓事業』や『留学生によるアウトバウンド市場向け商品のサンプリング評価』、『企業人と学生とのコラボレーションによるビジネスソリューションの提案』など様々なプロジェクトに、事前教育を受けた同大所属のバイタリティとエネルギーにあふれる学生を動員し、企業の国際関連事業の支援を行ってきました。

 一方、ANAあきんど株式会社は、航空業界で世界最高水準(SKYTRAX社 5スター)の評価を受けているANAのグループ企業であり、「地域と世界をつなぐ翼で地域とともに日本の未来を創る」というビジョンのもと『地域創生』を事業の核として「観光誘客計画の策定実行支援」や「観光人材の育成支援」を実行するプロフェッショナル集団です。また、"おもてなし″のスペシャリストである現役キャビンアテンダントの人材も配属されています。

 両者は「地域社会への貢献」および「国際化の支援」という点で共通したビジョンをもっており、今回の協働プロジェクトを発足するに至りました。このプロジェクトでは、ANAの「プロフェッショナルによる実務的な視点」と愛知大学の「学術的かつ自由な発想」という産学互いの強みを協働で掛け合わせ、『インバウンド市場における新しい〝おもてなし″のあり方』について新たなソリューションを構築することを目標としています。

概要は下記の通りです。

◆プログラム概要
【事業名】  『アフターコロナのインバウンド市場における新しい〝おもてなし″のあり方』
【参加対象】 4年制学部1~3年次生 とANAの現役キャビンアテンダント
【実施時期】 2021年9月21日~2022年9月20日
【事業の趣旨】
 現在、コロナ禍で人の移動が制限される中、非接触・非対面という新たな働き方・生活様式が浸透しつつある一方で、リアル体験でしか味わえない楽しみや、心の豊かさも再認識されるなど、私たちのコミュニケーションにおける価値観は加速的に変化しています。アフターコロナを見据えたビジネス活動が活発化しつつあるこの機会に、需要回復の大きな原動力となるインバウンド市場における人と人との接点に焦点をあて、「時代に即した 〝おもてなし″のあり方」を改めて分析し、新たな価値を創造することが早急な社会的課題であると考えます。このプロジェクトでは劇的な環境変化が起こるなかで、日本文化にグローバルマインドを盛り込み、インバウンド市場にむけた「新しく、こころに残るおもてなし」を模索し、再定義します。さらに、その延長にある文化や習慣、国籍などの違いを越えた、「心地よい時間と空間を創りだせるコミュニケーションや対応」を時代に合わせた形でコンテンツ化し、地域の企業や経済団体、地域のみなさまに提案します。

【実施内容】
・多国籍ならびに日本のおもてなし(文化)やマナー(習慣)についての講演等
・ANAのおもてなしやサービス、グローバリゼーションの共有・理解
・企業や各種経済団体へのヒアリング実施と分析
・インバウンド市場における日本人と訪日旅客がそれぞれ思う“おもてなし”のギャップなど、“おもてなし”の捉え方の分析
・アフターコロナの訪日インバウンドにおける新しいソリューションの提案

【実施場所】
 愛知大学名古屋校舎
 ANAあきんど株式会社 名古屋支店

国際ビジネスセンターとANAあきんど株式会社は、今後も双方がもつ強みを活かした取り組みを継続的に展開し、地域に貢献してまいります。

 

                                                  
2021年9月22日付の中日新聞朝刊にANAあきんど㈱との協働プロジェクトに関する記事が掲載されました。こちらからご覧いただけます。(掲載期間:2022年9月21日まで)