沿革

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沿革

第二次世界大戦後、日本が国際社会の中で平和に生きていくためには、国際問題に関する研究を深め、諸外国と活発に交流することは、不可欠なことでした。愛知大学は、こうした状況を痛感し、「世界文化と平和に寄与すべき新日本の建設に適する国際的教養と視野を持つ人材の育成」を建学の精神として、1946年に設立されました。この精神を受けて、大学の創設とほぼ同時に発足をみたのが、国際問題研究所です。そして、約半世紀の歴史を経て今日にいたっていますが、現代の世界情勢を見ると、この建学の精神は、決して陳腐なものではなく、ますますその重要性を帯びてきていると言わなければなりません。




愛知大学は戦前中国にあった東亜同文書院大学などをベースにしたことから、研究所発足以来、現代中国を中心とした東アジア研究に重点が置かれてきました。とくに、中国に関する書籍、雑誌等は日本国内においても屈指の所蔵数を誇っております。しかし、その後の所員の増加と内外の情勢の変化に伴い、研究対象は拡大し、今日では(1)中国、台湾、韓国、朝鮮、(2)東南アジア、(3)第三世界、(4)欧米諸国、および(5)ロシア・中東欧諸国、となっています。当研究所は、これらの地域の調査・研究・資料の収集などを精力的に行っております。

現在所員数40名、他研究員数107名(2021.3現在)です。各種の研究会や講演会を定期的に行うほか、所員の研究成果は、年2回発行される『紀要』に発表されます。また、単行本として国研叢書を、第一期(5冊)、第二期(6冊)、第三期(8冊)、第四期(5冊)刊行しています。特別事業としては『中国国政経用語辞典』を1990年に出版しました。
1946年11月15日旧大学令(勅令)により愛知大学を創立(旧制大学)。
元東亜同文書院大学等のスタッフを中心にして、愛知県豊橋市に開学。
1948年6月24日愛知大学国際問題研究所を設立。
所長は学長が兼任。初代委員長として小岩井淨教授が就任。
1949年学制改革により、新制大学設置(新制大学としての愛知大学の始まり)。
研究機関誌『国際政経事情』の創刊号を刊行。
1951年名古屋分校等を基礎として、名古屋キャンパスを開校。
『国研所報』創刊号の刊行。
1954年『中華人民共和国の国家体制と基本動向―共同綱領の研究』
国際問題研究所編 小岩井淨訳(勁草書房)の刊行。
1957年『中華人民共和国憲法』(憲法正文シリーズ(4)、小岩井淨訳、有斐閣)の刊行。
1958年研究機関誌の名称を『国際政経事情』から『国際問題研究所紀要』に変更。
1988年新名古屋校舎新キャンパス開校に伴い、国際問題研究所を同キャンパスに移転(愛知県三好町)。
1989年国研叢書刊行開始。
1990年特別事業として、『中国政経用語辞典』(大修館書店)を出版。
1998年国際問題研究所設立50周年記念事業。
・シンポジウム「世界人権宣言50周年シンポジウム:アジアにおける人権思想」(1998.11.6)開催。
2008年国際問題研究所設立60周年記念事業。
・シンポジウム「アジア国家の分裂と統合60年の軌跡と展望」(2008.11.22)開催。
2012年名古屋校舎新キャンパス全面移転に伴い、国際問題研究所も移転(名古屋市中村区)。
2018年国際問題研究所設立70周年記念事業。
・国際シンポジウム「グローバルな視野とローカルの思考 ―個性とのバランスを考える」(2018.7.14)開催。
・『LT・MT貿易関係資料』嶋倉民生・井上正也編(ゆまに書房  2018.12)出版