菱川晶子（著）
800円（税別）
シンプリ
2019年2月　72Ｐ　A5判

中部山岳国立公園にある平湯温泉は、奥飛騨温泉の中でも古くから人々に親しまれてきた温泉である。その湯については、峠越えに難儀していた武田の軍勢が、白猿に導かれるようにして知ったのが始まりだと伝えられている。本書では、この温泉発見伝説と湯花祭りについて、また古くから守られてきた薬師如来の伝説とその祭り、そして温泉地の変遷について明らかにしていく。