愛知大学への期待は「地域貢献」

伊藤 紀治氏

伊藤 紀治氏
1988年 愛知大学法経学部卒業
豊橋市役所 文化・スポーツ部 部長(撮影当時)


スポーツや文化によるまちづくりの推進や、駅前再開発地に今秋開設予定の「まちなか図書館(仮称)」の計画進行を主な仕事としています。特に図書館は、ただ書物を展示公開するだけでなく、街づくりを担う人に焦点を当て、人と人を結びつける機能を重視しています。「おせっかいな図書館」と私は呼んでいます。
私の卒業直後に三好町(現みよし市)に旧名古屋キャンパスができ、最近ではささしまに名古屋キャンパスができと、豊橋の者として愛知大学は地元から離れてしまうのではと不安を抱いた時期がありました。行政という立場柄、地元の経済界からも似たような声を聞きました。しかしそれは杞憂で、現在の豊橋キャンパスは新しい学部学科もでき、地域密着型のローカルな視点で研究のできる、特色ある面白い大学へと成長しています。先生方にも魅力的な方が多く、仕事を通じても数多く交流させてもらっています。私の名刺には「日本一の地方都市を目指す」と書いてありますが、その後押しを愛知大学には期待しています「。地域とともに成長する」初心を、いつまでも忘れずに活躍してほしいですね。