田中孝治「東亜同文書院と清代末の中国固有の簿記」について

 三重県立学校高等部教諭田中孝治氏が来訪され、東亜同文書院の中国商業研究について考察した「東亜同文書院と清代末の中国固有の簿記」(『産業經理』Vol. 77, No. 2、2017年)を寄贈いただきました。この中で、田中氏は、中国固有の簿記についての研究の中で、これまで取り上げられることが少なかった東亜同文書院の調査研究が、実際には先駆的な役割を果たしていたことを明らかにしています。特に、東亜同文書院の教授であった根岸の『清国商業綜覧』(丸善、1908年)と東亜同文会編『支那経済全書』全12輯(東亜同文会編纂局、1908年)の中国固有の簿記に関する記録に注目し、これが日本の中国固有簿記研究に大きな影響を与えたとしています。
 従来、東亜同文書院が行っていた中国商業研究について詳述するものは少なく、本論は東亜同文書院研究における大きな成果です。
 文責:石田卓生
【お問い合わせ】
愛知大学東亜同文書院大学記念センター
〒441-8522 愛知県豊橋市町畑町1−1
Tel:  (0532) 47-4139
Fax: (0532) 47-4196

E-mail: toa@ml.aichi-u.ac.jp