【開催報告】国際シンポジウム「近代日中関係史の中の東亜同文書院」を開催(12/14・15)

12月14日と15日の2日にわたり、東亜同文書院大学記念センター主催の国際シンポジウムが名古屋校舎で開催されました。これは文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業の一環であり、本事業の研究プロジェクト「東亜同文書院を軸とした近代日中関係史の新たな構築」における2つの研究グループによる国際シンポジウムです。
報告者は本学の教員や大学院生、記念センター研究員のほか、日本国内のみならず中国や台湾からも研究者を招聘し、さまざまな発表が行なわれました。

12月14日 「東亜同文書院・大旅行調査から見る近代アジア」
「大調査旅行」からみる近代中国像グループによる8名の報告が行われ、東亜同文書院が毎年行なってきた「大旅行」から、当時の中国を中心としてモンゴルや東南アジアの状況等が明らかにされました。

12月15日 「東亜同文会・東亜同文書院と日中関係史の再検討」
近代日中関係の再検討グループによる6名の報告が行われ、東亜同文書院の前身だった日清貿易研究所も含め、東亜同文会・東亜同文書院のアジア主義及び興亜の思想や書院卒業生・山田純三郎の中国人革命家との交流、台湾人卒業生の戦後の軌跡や、書院経営母体・東亜同文会の朝鮮半島における活動展開など、多様な発表が行なわれました。

この両日は土日にあたりましたが、2日間で120名の来場者がありました。また、各研究者の発表に対しフロアーから質問が多く出されたほか、各日行われた総合討論でも活発な意見交換があり、盛況のうちに終えることができました。

今回のシンポジウムは、東亜同文書院を中心としたさまざまな角度から、近代日中関係史や日本と近代アジアとの関係を考えるという点で、非常に重要な意味があったと思います。また、質疑応答や総合討論を通じて、発表者とフロアーの方々が知識を共有するとともに、今後の研究のありかたについて共通認識を持つことができたのではないかと思います。
今後もこのような催事を通じて、東亜同文書院について広く周知するとともに、研究を深化させていきたいと考えています。

近代日中関係史の中の東亜同文書院.pdf