ノンフィクション作家、譚ロ美〔ロは王に路〕氏が東亜同文書院大学記念センターを訪問

 4月12日午前、『チャイニーズ・トライアングル』(日本放送出版協会、1998年)、『中国共産党 葬られた歴史』(文藝春秋社、2004年)、『阿片の中国史』(新潮社 2005年)、『江青に妬まれた女 ファーストレディ王光美の人生』(日本放送協会 2006年)、『中国共産党を作った13人』(新潮社 2010年)など多数の著書がある著名なノンフィクション作家譚ロ美〔ロは王に路〕氏が調査のため東亜同文書院大学記念センターを訪問されました。
 譚氏のお父上は革命運動に参加し、亡命して早稲田大学に留学、その後は中国国民政府外交部に任官し、日中戦争期には汪精衛政権に参加し日本に駐在した人物です。また大伯父にあたる人物は中国共産党の創設期からかかわりその後も活躍されました。まさに激動の中国近現代史のなかに自らのルーツがあるといえる譚氏は、2012年1月に『日中百年の群像 革命いまだ成らず』(上下巻、新潮社)を発表されています。
 今回、豊橋図書館での孫文と彼を支援した日本人三上豊夷(とよつね)との間で交わされた上海証券取引所の設立構想の資料調査、松井石根の山田純三郎あて手紙の調査などを行われましたが、本学が貴重な資料を保有していることを改めて認識させられました。譚氏はあわせて記念センターを訪問されましたが、馬場毅センター長、武井義和研究員、森健一職員が応対し、山田家の文書や東亜同文書院大学や山田良政・純三郎などについてご説明するとともに、記念センター展示室をご案内しました。
 なお、譚氏は『日中百年の群像 革命いまだ成らず』を本学に寄贈されました。