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2017年度入試出題の傾向と対策
-学部・短期大学部

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前期入試


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前期入試


※傾向と対策は河合塾で作成したものです。

学部 前期入試 [英語]

【出題傾向】

標準的な英語力が求められます
LINE形式の会話が出題されています

M方式:発音問題1題、アクセント問題1題、文法・語法問題1題、語句整序問題1題、LINE形式の会話問題1題、e-mail形式の読解問題1題、読解問題4題。解答はすべてマーク式で、マーク数は56です。
前期・センタープラス方式:長文読解問題2題、和文英訳1題。解答はマーク式と記述式の併用で、マーク数は日程によって異なりますが、41〜44です。記述設問数は7問前後です。
読解問題に関しては,M方式では約1200語、5題の英文を読みます。
前期・センタープラス方式では、合計1100〜1400語程度の英文を2題読みます。
どちらの方式でも、空所補充、アクセント・発音、語句の言い換え、語句整序作文、内容に関する設問、内容一致設問などが出題されています。
文法・語法設問に関しては、すべての分野に渡り万遍なく出題されています。
会話問題に関しては、LINE形式の会話の内容を問う設問が出題されています。
和文英訳に関しては、基本例文程度の難易度のものが一文出題されています。

【対策】

平易な読解問題を多読しましょう
記述力を養いましょう

読解問題が2題は必ず出題されています。英文そのものは、さほど難解なものではありません。しかし、M方式では 5題出題で5種類の英文を読むことになり、主題が異なる話を次から次へと読み設問を解いていくことは、想像以上に大変です。是非過去の入試問題を試験時間内に解いてみましょう。前期・センタープラス方式では、2題の読解問題のうち1題で、記述式で解答が求められる設問が出題されています。例えば、代名詞の指す内容についての設問や語句整序の設問もありますし、下線部和訳も1問は出題されています。日頃の授業や問題演習のなかで考える習慣を養い、きちんと書くことで日本語表現を磨けるように実践をしておきたいものです。扱われている英文のテーマは、「オランダのサイクリストと彼らを巡る事情」「寿司業界と女性の進出・活躍」「世界の中の英語」「体を温める食物と冷やす食物」「ラフカディオ・ハーンの見た日本人の虫に対する感性」などで、様々な分野が並びます。色々なテーマやジャンルの英文を読むとともに、ぜひ日常のニュースに注意しその背景知識を日本語でも良いので知っておくことも大切です。
文法・語法問題は基礎から標準的なレベルの出題ばかりですので、ぜひ演習を積んで得点源にしましょう。また、基本例文の習得を通して、語句整序や作文の力も地道に養っておきましょう。
従来の会話に代わり、LINE形式の会話になりました。2人から4人へと会話の参加者が増えながら会話が進みます。SNSでよく使われる簡略化したスペリングの表現なども使われ、実用的な英語です。
英作文は、読解総合問題のテーマと関連した和文英訳が出題される可能性が高いです。そして、一つあるいは二つ大切な熟語や構文が含まれていることが多いので、気がつくことができるかどうかが、ポイントです。
マーク式のテスト対策ばかりに励むことなく、自ら表現できる力を英語でそして日本語で身につけておきましょう。読むこと(黙読・音読)、書くこと、聞くこと、話すこと、をバランスよく取り組みながら学習しましょう。

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学部 前期入試 [国語]

【出題傾向】

<現代文> オーソドックスな私大型の問題です
<古文> 基本事項をしっかり押さえる!
<漢文> 知識から読解まで、多彩な設問

現代文は評論二題、または評論小説各一題の出題です。小説は毎年出題されています。設問は、簡単な記述問題(2017年度は20字、25字)が出題されることもありますが、漢字の読み書き問題や抜き出し問題を除き、ほとんどは選択問題です。設問数は8〜10問です。小説が出題されることをのぞいては、問題文、設問ともオーソドックスな私大型の問題だといえるでしょう。
古文は、前期入試2月5日で課された随筆『枕草子』以外はすべて物語からの出題でした。歌物語・作り物語・説話集など、平安〜鎌倉時代の作品のうちでも、有名出典から出題されており、なかには教科書に掲載されているような頻出箇所もありました。設問内容は、語意・文法・解釈・人物判定・説明・省略部補充・内容合致・文学史と多岐にわたり、設問数は、7問〜9問。設問形式は、M方式がマーク型、それ以外はマークと記述の混合型です。
漢文は、有名出典からの出題が多く、設問は、返り点・語句の読みや意味・熟語・文学史・漢文常識といった知識問題から、空欄補充・人物判定・語順整序・書き下し・解釈・内容合致などの読解に関わる問題まで多彩です。書き下し・解釈の問題の多くは、返り点や送り仮名が省略されています。解答は、多くが選択式ですが、語句の読み・返り点・書き下しなどの問題には記述式の場合もあります。

【対策】

<現代文> 標準的な問題集で基本的な力を養おう
<古文> 読解・解法の練習を積み重ねる!
<漢文> 基本を確実に、練習を重ねよう!

現代文の評論は、標準的な問題集をやっておけば対応できます。問題集に取り組む際には、ただ問題を解き、答え合わせをするだけではなく、解説を読んで、文章や設問のとらえ方までしっかり理解するようにしましょう。漢字については、大学入試用につくられた漢字の問題集をやっておきましょう。小説は、センター試験とは傾向が異なっていますので、過去の入試問題を用いて学習しておきましょう。
古文は、まず基本的な文法・語法を身につけることが第一です。次に問題集などでまとまった本文を読み、読解の練習をしましょう。そしてぜひ、復習で現代語訳を書く癖をつけてください。並行して単語力を養うことも大切です。単語帳は繰り返し覚え直しましょう。特に多義語は、いくつもの訳し方を覚えておくこと。自信がついてきたら、過去問に挑戦です。この時、解きっぱなしにせず、必ず見直して、誤読・誤答の原因を確認してください。
漢文は、まず基本の習得をめざし、返り点・漢字の読みや意味・基本構文・句形などをテキストや参考書で学習しましょう。音読の繰り返しが重要です。白文で主語-述語-目的語などの文の構造をつかむ練習が、返り点・語順整序・書き下し問題の対策になります。そのうえで問題集等を利用して数多くの漢文に触れ、語彙力と読解力を養うとともに、過去問で出題形式に慣れておきましょう。

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学部 前期入試 [日本史]

【出題傾向】

前期は記述2題、マーク1題
文化史重視も変わらず

M方式は全問マーク式、前期入試は大問3題で、〔T〕〔U〕は記述式(34問)、〔V〕はマーク式(16問)で定着しています。ただしそれぞれの問題形式はばらばらで記述式のなかにも選択問題が含まれたりします。各設問の難易度には差があり、一見すると難度が高い問題もありますが、基本的問題も多く、教科書中心の勉強で十分8割以上は解ける問題です。記述式では空欄補充などによる歴史用語を問う問題が中心で、漢字で書ける正確な知識が要求されています。また、マーク式では正誤問題も多く、単なる単語の暗記ではなく、内容を正確に理解しておくことが必要でしょう。また今年も図版を利用した問題や未見を含めた史料問題も出題されています。出題傾向としては、時代は近現代、分野は文化史の出題が多く、今年度もすべての日程で出題されています。なかには史料の読み取りが必要な問題もあり、日頃から史料問題に対して対策を立てておくことが必要でしょう。

【対策】

近現代史・文化史対策は必須
史料にも慣れる必要

全日程を通じてみると全時代・全分野からの出題がみられるので、万遍なく学習しておく必要があります。基本的には教科書中心のオーソドックスな勉強で良いでしょう。なかでも多く出題されるのが生活・文化分野で、彫刻・絵画・建築など、しばしば図版も利用されますから、教科書や市販の図録などで確認しておくと出題されたとき自信を持って対応できます。もうひとつ比較的に出題例が多いのが社会経済史です。特に各時代の民衆の動向などは把握しておきましょう。
時代では全日程で近現代からの出題が見られます。戦後史もかなり新しい時代まで出題されますので、1980年代までは手を抜かず学習しておくことが必要でしょう。形式では史料問題も頻出史料・未見史料ともに出題されます。教科書に載っている頻出史料は、一度は目を通しておくこと。未見史料問題は史料内容の把握が勝負になりますので、過去問や他大学の類似問題などに当たることによって、史料読解の訓練を積んでおきましょう。特に近現代からの出題で未見史料問題が多いので注意が必要です。日頃から訓練しておけば、本番で出題されたとき動揺しないで対応できるでしょう。また、マーク・記号問題では正誤問題が多く出題されます。こうした問題に対応するためには、教科書の太字の用語を丸暗記するのではなく、教科書の記述全体をよく読み込んで内容を理解しておく必要があります。やや難度の高い用語も出題されることがありますが、基本的な知識で十分合格点はとれます。正誤問題の出題量も多く、用語の量を増やすよりは頻出用語の内容を深く理解するという、「量より質」の学習に重点を置くことが合格への早道となるでしょう。

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学部 前期入試 [世界史]

【出題傾向】

M方式はマーク式、前期はマーク式・記述式混合
近現代史重視

出題形式は、M方式では例年通り大問3題、小問50問の全問マーク式でした。前期では昨年同様大問 3題で、小問はマーク式20問(T)と記号選択問題を含む記述式30問(U、V)からなっており、大問3題、小問50問は定着したと思われます。各小問の難易度は、M方式・前期とも、一部に教科書レベルを超えた難問があるものの基本的には標準的といえ、教科書中心の学習で十分に合格点がとれる問題です。
出題時期では、今年も近現代史を中心に、古代ギリシア・ローマ史、中世ヨーロッパ史が出題されました。出題地域としては、アジア関係は例年通り中国史を中心に、昨年に続いて東南アジア史、朝鮮半島史が出題されました。欧米関係では古代ギリシア・ローマ史、ドイツ史、アメリカ史が中心に出題されました。出題分野は政治史を中心に、受験生一般に苦手なテーマ史とされる文化史が出題されました。また今年も歴史的写真を中心に歴史地図を利用した問題が出題されています。

【対策】

近現代史対策は必須
政治史、文化史の学習は重要

全日程を通じてみると、全体としては教科書レベルを十分に理解していれば合格点が得られる問題が中心です。対策の第一歩としては、教科書をベースに歴史的写真や歴史地図を活用しながら歴史の流れを念頭においた学習が大切です。ついで、アジア関係では中国史を軸に、朝鮮半島史、東南アジア史を通史的に整理しておくことが重要です。そのうえで、中国史では政治史を中心に、周辺地域史との関係や制度史・思想史などのテーマ史にまで学習対象を拡げることが重要です。朝鮮半島史では、近代以前は王朝の興亡を、近代以降は日本による植民地化と民族運動を中心に学習しておくことが大切です。東南アジア史では、近代以前は地域別に分けて王朝・王国の興亡を、近代以降は列強による植民地化と民族運動を中心にまとめることが重要です。さらに、今年は出題が少なかった西アジア史、南インド史も学習しておくことが大切です。西アジア史ではオリエント史からオスマン帝国・サファヴィー朝の全盛期までを、南インド史ではインダス文明からムガル帝国の全盛期までの歴史を整理しておくことが大切です。欧米関係では、古代ギリシア・ローマ史、中世ヨーロッパ史、ドイツ史・アメリカ史を中心とした近現代史を軸に学習しておくことが重要です。とりわけ受験生が苦手な第二次世界大戦後の歴史、いわゆる戦後史を学習することは重要です。また、テーマ史としては文化史とキリスト教史を整理しておくことが大切です。文化史では、古代ギリシア・ローマからルネサンスまでを中心に、キリスト教史ではユダヤ教の成立から宗教戦争までを通史的に政治史と関連づけて整理しておくことが大切です。入試直前には、愛知大学の過去問にできるだけあたることが重要です。その際に、マーク式の文章選択の正誤判定問題では、何が正しくて、何が誤っているのかという訓練が必要です。また、記述式では、中国史を中心とした漢字文化圏で扱われる世界史用語の漢字は、正確に書けるように日頃から練習しておくことが大切です。さらに、教科書に掲載されている写真や地図には、日頃から慣れ親しんでおくことが大切です。

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学部 前期入試 [数学]

【出題傾向】

標準的な問題が幅広く出題される
思考力を要する問題にも注意

出題範囲は数学T、数学U、数学A、数学B(数列・ベクトル)で、いずれの方式も大問3題の出題です。第1問のみが穴埋め形式のそれぞれが独立した分野からの小問集合となっており、小問数は4問または5問。第2問、第3問はそれぞれ論述式(ただし、M方式のみ穴埋め形式)の大問です。
出題内容は多岐に渡り、上記の出題範囲内から幅広く出題されます。そのなかでも特に、場合の数・確率、指数関数・対数関数、三角関数、微分法・積分法、数列・ベクトルの出題が目立ちます。また、図形を題材とした三角関数、微分法・積分法などの出題が多いのも特徴です。難易度は入試標準〜やや難しいレベルです。
小問集合においては入試標準レベルの問題が多いですが、難易度の高い問題が出題されることもあります。出題内容は幅広く、平面図形、整数、二項定理、三角関数などの受験生が苦手とするような分野・項目の問題も出題されているので注意が必要です。
小問集合以外では、数学U(三角関数または微分法・積分法の場合が多い)から1題,数学A・B(数列またはベクトル)から1題出題されることが多いです。文章題や図形を題材とした問題などの、公式を当てはめるだけではない思考力を要する問題もよく出題されるので注意が必要です。

【対策】

過去問演習は必須
文章題や図形問題を克服しておこう

小問集合は幅広い分野から出題されます。これまで目を背けてきた分野・項目があれば、それらの分野・項目の問題にも積極的に取り組んでください。まずは教科書の内容をきちんと理解することから始めましょう。
M方式以外では、論述式の対策も欠かせません。幅広い出題傾向のなかでも、場合の数・確率、三角関数、微分法・積分法、数列・ベクトルは特に出題頻度が高いです。このなかでも、数列は他の分野よりも問題のレベルが高いことが多いです。内容も、漸化式および数学的帰納法の応用、整数との融合問題といった、多くの受験生が苦手とする項目まで出題されますので、しっかりと対策をしておきましょう。
また、ベクトルにおいて2014年度以前は出題範囲に含まれていませんでした。しかし、2017年度入試ではすべての方式で出題されています。今後も出題が多い可能性がありますので、入試標準レベルの問題の解法をしっかりと身につけておきましょう。
新課程になって導入された「データの分析」や「整数の性質」からの出題が2017年度入試においても目につきました。M方式では大問1つが「データの分析」です。これらの分野の学習も進めなくてはいけません。
図形を題材とした問題の対策も欠かせません。問題で与えられた文章から状況を把握し、的確な図を描き、面積や線分の長さなどの図計量を関数として表していくトレーニングを積んでおきましょう。
過去問を解く際には、本番の試験で時間不足にならないように、小問集合から解くべきなのか、それとも大問から解くべきなのかといったような時間配分にも気を配った練習をするよう心がけてください。また、過去問には、おそらく多くの受験生が解答できなかったであろうと思われるレベルの高い問題も含まれています。これらの問題は、無理に完答をしようとせず、部分点をしっかり得点するトレーニングも積んでおくとよいでしょう。

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学部 前期入試 [地理]

【出題傾向】

M方式はマーク式で解きやすいが、
前期は論述問題が含まれ、難易度はやや高い

出題分野は、自然環境、社会、産業、地誌と多岐に渡り、前期は論述問題が含まれるため、難易度はやや高くなっています。一方、M方式はマーク式で、センター試験に比べるとやや細かい知識も問われますが、前期に比べればそれほど難しくはありません。論述問題は、今年は5問出題され、昨年の 8問より減りましたが、地形図の問題で、地形形成のプロセス、海岸沿いの針葉樹林の役割、神社が避難場所に指定されている災害と地形条件が、スコットランドの問題で海岸地形の形成過程が、ロシアの問題で農業生産体制の変化が問われました。
昨年は20〜50字前後で説明する短文論述問題ばかりでしたが、今年はいずれも50〜100字程度と長くなりました。一昨年は、200字前後の問題も含まれたので注意しておきましょう。ただし、論述問題といっても、用語の説明などが中心で、国公立大学二次試験のように図表から諸事象の関係性を読み取って論理的に説明させるような難しいものはほとんど含まれません。地形図読図は頻出で、一昨年は出題されなかったものの、昨年と今年は前期で出題され、難易度は例年やや高めです。描図問題は昨年と今年は出題されませんでしたが、一昨年はアフリカ大陸の赤道上の地形断面概要図が出題されました。過去にはグラフの作成なども出題されたことがあるので、過去問を数年分みておきましょう。

【対策】

教科書の重要用語を50字程度でまとめる練習を重ねておきましょう

教科書中心の学習で合格レベルに達することができるので、教科書をしっかり読んで、重要な用語や地名を正確に覚えてください。統計については、上位国の顔ぶれを覚えるとともに、その背景を理解することが重要です。分布についても、古期造山帯と炭田の関係のように、なぜそうなるのかを考えて理解するようにしましょう。このような理解は、背景や要因を説明させる論述問題への対策ともなります。
地形や気候は理科的に成因から理解し、社会や産業については、先進国と発展途上国の違い、すなわち経済格差から違いを理解します。論述対策として、例えば今年出題されたスコットランドの海岸地形であれば、氷期における大陸氷河の分布、海岸地形の種類と成因を理解しておく必要があります。フィヨルドのような用語説明であれば、まずは教科書の文章をまねて書き、それを何回か繰り返していると自分の言葉で書けるようになります。論述は、添削をしてもらうとより効果的です。地形図読図では、地形図記号、地形や土地利用、集落立地の判読のほかに、距離・面積・平均勾配の計算や尾根・谷、集水域の判読も問われ、センター試験より難しいので、扇状地などの典型的な地形図をみて、演習を重ねておいてください。

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学部 前期入試 [倫理、政治・経済]

【出題傾向】

前期入試問題は語句記述が約6割、思考力を要する問題も含み難易度はやや高め
M方式は前期入試に比べ短文選択が多いが、難易度はやや低め

<前期入試問題>では、大問数は4で例年通り。小設問数は49で昨年より小設問が4問減少しました。〔分野別〕に見ると、大問は倫理分野2、政治・経済2で例年通りですが、小設問は倫理分野26で1問増加、政治・経済分野23で5問減少し、やや倫理分野が多くなりました。
しかし、経済分野では需給曲線のグラフを作図させる問題が2問出題されるなど思考力を要する問題が含まれており、分野別のバランスを考慮した出題となっています。〔設問方式〕では、語句記述が28(倫理13、政治・経済15)、選択問題15(語句10、短文5、組合せO)、正誤判定4で、語句記述が昨年より大幅に減少し、語句選択問題が大幅に増加しました。〔出題内容〕では、倫理も政治・経済も高校教科書レベルの基本用語が中心ですが、〔W〕の問1や問3などのように、思考力を要する問題が出題されていることに注意しましょう。需給曲線のグラフについては、様々な条件を踏まえて作図の練習をしておく必要があります。〔大問のテーマ〕は〔T〕生と死をめぐる倫理的諸問題、〔U〕西洋思想と東洋思想、〔V〕近代自然権思想と日本国憲法、〔W〕市場メカニズムでした。
<M方式>では、大問4(倫理2、政治・経済2)は例年通り。小設問数47(倫理23、政治・経済24)はほぼ例年並みでした。〔設問方式〕では、語句選択が31で昨年より1問減少、短文選択が11で昨年より4問減少、語句組合せが4で昨年より3問増加しました。また、倫理分野で絵画選択問題が1問出題されました。〔出題内容〕では、各分野とも高校教科書レベルの基本問題が中心ですが、近年のシリア難民問題など時事的問題も出題されていることに注意しておきましょう。〔大問のテーマ〕は、〔T〕青年期問題と公害・環境問題、〔U〕西洋思想と東洋思想、〔V〕国際法と地域紛争、〔W〕経済活動の仕組みと発展でした。

【対策】

倫理分野では基本用語の内容や代表的な思想家の思想の特徴を的確に理解しましょう
政治・経済分野では基礎的な概念や理論を習得し、時事問題や図表読解にも注意しましょう

前期入試問題と M方式問題のいずれも、大部分が高等学校の倫理や政治・経済の教科書の範囲内から出題され、その内容も基本的な知識の定着や理解度を試す問題です。したがって、両分野の学習に際して大切なのは、何よりもまず高校教科書の内容を的確に理解することです。注意すべきは、用語丸暗記型の学習ではなく、重要な用語の意味内容を正確に理解し、代表的な思想家などの考えの特徴をつかむようにしましょう。また、論理的思考を要する問題や時事問題への対策としては、教科書に出てくる統計・図表にも目を通し、日常報道される政治・経済・社会の動向について関心を持ち、要点をメモする習慣をつけましょう。過去問題を解いて出題傾向と自分の弱点分野を早めに把握し、夏までは教科書中心に基礎学力をつけ、その後は、しっかりした問題集を解いて、自分のウイークポイントを克服するようにしましょう。

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短期大学部 前期入試 [英語]

【出題傾向】

バランスの良い出題
問われる読解力

例年と同様大問4題が出題され、全問マーク方式を取り、マーク数は39です。大問は長文読解問題1題、文法・語法問題1題、語句整序問題1題、会話問題1題から構成されています。
長文読解問題は、約400語の英文を読み、アクセント・発音、語句の言い換え表現、内容一致設問などに答える形式です。内容一致設問は日本語で出題されています。
文法・語法問題では、頻出の標準的な文法ポイントや熟語表現などが、広範囲から出題されています。
語句整序問題では、きちんとした英語力がないと正解が得られませんので、日頃の授業で学習している英語表現能力が問われます。与えられた日本語をまず理解し、語句を並べ替えて、正しい英文を作ります。
会話問題では、空所補充設問、語句の言い換え設問、内容についての設問が出題されています。

【対策】

標準的な英語が理解できるようにしましょう
過去問で仕上げをしましょう

長文読解問題に関しては、日頃からいろいろなテーマの題材を読んでおきましょう。出題された英文素材のテーマは、「日本社会にある内と外の考え」「睡眠不足と食欲の関係を司る脳の部位」でした。現在の日常生活や社会現象となるような事柄に日頃から目を向けておくと、英文の理解が容易になるでしょう。設問に関しては、下線部箇所の語句の言い換え表現、文法のポイント、アクセント・発音、内容に関しての設問などがよく出題されています。英文の細かい情報に注意して読みながらも、一方では段落やストーリー全体から大意を把握する力も養い、内容一致設問に備えましょう。
文法・語法問題に関しては、基礎的および標準的な出題ばかりです。
出題に合っている同じ難易度の問題集を何度も繰り返して解くことや暗唱例文の習得を通して、ぜひすべての分野に渡り、習得しておきましょう。基本に忠実な学習は文法・語法問題の完成度を高めるだけでなく、語句整序問題や英作文で問われる応用力につながります。
語句整序問題に関しては、学校の授業のなかの英作文の授業を大切にしながら、日頃から「全文書く」ということを意識して力を養いましょう。センター試験などの語句整序とは出題の形式が異なり、日本語がついていますのでヒントになるでしょう。頻出の熟語や構文を意識した学習は必修ですし、無生物主語構文のような英語らしい表現なども、きちんと身につけておきたいものです。5問出題されていますので、ぜひ十分な対策をしておきましょう。
会話問題に関しては、二者の対話形式の会話の英文を読み、その内容や表現について問う形式です。「美術館の会員手続き」「大学キャンパスで教室の場所を尋ねる」がテーマです。難しい表現はありませんので、短時間で正確に解答できる力をつけておきましょう。また、頻出の会話表現などについては特に問われてはいませんが、基本ですから一通り学習しておきましょう。
学校の授業の予習や復習をきちんとし、問題集で実践力を養いましょう。そして、最後には試験時間を意識して過去に出題された入試問題を解くことで、仕上げをしっかりして試験に臨みましょう。

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短期大学部 前期入試 [国語]

【出題傾向】

基本的な読解力と知識を問う問題

今年度の現代文の文章は、短大前期入試第1日が新聞論説と小説、第2日が社会論と文学論でした。いずれも読みにくいものではありませんでした。設問形式は全問マーク式でした。設問内容は、漢字・語句などを問う知識型の問題と、空欄補充、傍線部説明、文章の趣旨判定などの読解型の問題が出題されました。ほとんどの設問が標準的な難易度でしたが、一部に解きづらいものがありました。

【対策】

語句知識と基本的な読解力の養成

現代文では、小説を含め多様なジャンルの文章が出題されますが、比較的読みやすいものが多いので、標準レベルの私大型の問題集を用い、基礎的な読解力を養成しましょう。文章全体の趣旨を把握し、それをふまえて解答する訓練をしてください。漢字や語句の知識を身につけるために、漢字問題集に取り組むとともに、普段からこまめに辞書を引き、意味や用法を覚えておきましょう。


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