HOME
>
学部・大学院
>
文学部
> 現代文化コース
科学技術や学問領域は細分化し、人々の価値観も多様化し、一見、世界はばらばらに進化しているように見えます。しかし、そんな世界が今やひとつのネットで結ばれ、また、どこの国や地域でも、どの社会領域でも、似通った問題が人々の前に立ちはだかっています。学問・文化・芸術においても、次々に新しい分野や表現が誕生してくるように見えながら、それらの分野が重なり合い、それぞれに引用を繰り返しながら発展しています。たとえば、かつては学問的検討に値しないと見られてきた映画やコミックやアニメ、ゲームといったサブカルチャーが文化の重要な一角を占めるに至り、すでに、その分野で世界的な影響力を持った作品をも生み出されています。そこでは、現代の流行をいち早く採り入れ、映像やICT技術など最新メディアを駆使しながらも、一方で、これまでに人類社会が築き、蓄積してきた世界観や物語の系譜が数限りなく引用され、息づいています。このコースでは、そんなふうに流動化・多様化しながらも、分野を横断し、発展していく文化の全体状況をとらえるため、哲学・思想、情報、メディアといった根本の視点から、言葉をかえれば、細分化や多様化を飛び越えた視野を持って、もう一度、世界を見る目を育てることをめざします。
現代的教養を基盤に、柔軟な発想、豊かなコミュニケーション能力を持つ人材を育てます。
・ 企業のパブリシティ、企画立案を担当する人材
・ 図書館司書、司書教諭、中学・高等学校教員
・ 企業のドキュメント作成者、自治体の文化行政担当者
東アジア文化専攻
現代のアジア諸国と日本の複雑な問題を解明するには、東洋的な視点と西洋的な視点を結合してとらえることが重要です。こうした考えのもとで、日本・中国などの思想・哲学を中心に東アジアの文化を学び、原典や先人の思想の中から、現代の私たちに身近な問題を、自分で考え解決していく力を育成します。
漢字とハングルと平仮名〜語源と歴史〜
現代日本に残る儒教の影響
古代中国の占星術と周易について
東洋の音楽思想
東アジアの諸問題
中国・朝鮮・日本における朱子学研究
図書館情報学専攻
書籍が急速に紙から電子にシフトし、量も膨大になっているなかで、著作や知識が利用し続けられるようにするための技術として、専門分野の情報流通、情報組織化や提供方法を考えていきます。そのなかで、調査・プレゼンテーションの能力も身につけることができます。
雑誌出版と販売の現状と問題点
コンピューター上のマルチウェアの歴史と社会的影響
同人誌の図書館での保存
情報と知識の組織化
書籍の電子化
読書に障害を持つ人へのサポート
哲学専攻
西洋の思想・哲学を体系的に学んで、哲学的な思考力を養います。基礎演習や哲学講読を通じて、文章を読み解く力を培う一方、講義科目を通して西洋哲学の理論的・歴史的知識を習得。演習での討論を通じて思考力と表現力を磨き、さまざまな問題に自らの力で立ち向かう能力を獲得します。
私が私であることの確信の起源
教育の叱りがおきるのは
物語において作者とは何者なのか
プロティノスの流出論について
哲学の諸問題
ヘーゲルの研究
現代哲学の諸論文を読む
メディア芸術専攻(2012年4月設置予定)
ICTなど最新の技術を取り込み、従来の芸術の枠を飛び越える現代アート。今や文化の重要な一角を占め、すでに古典と言える作品も現れているコミックやアニメなどサブカルチャー。こうしたメディアアートを正当に批評できる鑑賞眼を育てるとともに、それを通して現代社会を読み解く力を養います。
現代の演劇状況
日本のアニメの社会的浸透と影響
戦後日本の舞踊における革新
デジタルメディアに固有のアート
インターネットにおける映像表現
日本の身体芸術