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現代中国学部〈現地プログラム〉

現代中国学部〈現地プログラム〉とは?

現代中国学部の全員が2年次の約4ヶ月間(3月中旬~7月初旬)中国・南開大学に留学するプログラムです。現地教員から生きた中国語を学ぶことはもちろん、京劇、武術、二胡などの伝統文化を体験する文化講座や南開大学の学生との交流によって親睦を深め、中国の社会と文化への理解を深めます。愛知大学の現地・
現場主義を代表するこの教育プログラムは、文部科学省の「特色ある大学教育支援プログラム」にも選ばれています。これまでに3,000人以上の学生がこのプログラムに参加し、国際人として大きく成長しました。

インタビュー

自分の目で見たら日本で知る中国とはぜんぜん違う国でした。

自分の目で中国を見れば、それは偏見であることに気づいた。

経済発展をしている中国に興味を持っていた。テレビや新聞では、経済だけでなく、さまざまな側面から中国が語られている。現代中国学部での学びも含めて、中国へのイメージは膨らんでいった。そして待ちに待った現地プログラムへの参加。しかし、はじめて訪れた中国は、想像していた中国とは全く異なる国だった。表層的なことしか見えていなかった。伝えられていることを鵜呑みにして、偏見に満ちている自分が恥ずかしかった。

確かに華々しい発展がある。だけど、その裏にあるものも見逃すな。

土曜日、日曜日を利用して、愛大会館のある天津から中国のさまざまな都市へ出かけた。電車の車窓から、未来的な高層ビルが建ち並ぶ街が見える。が、人の気配がない。次の街は、お世辞にも綺麗とは言えない小屋のような平屋の住宅が並んでいる。どちらも中国だ。これこそがほんとうの中国だ。どちらかだけでは、誤解になる。華々しい発展の陰にあるもの。今の中国、発展の途中には、物事の表と裏が同居していると感じた。それは、すごく興味深い。

語学パートナーから、リアルな中国を教わった。

南開大学の学生から、生の中国語を学ぶ語学パートナー制度がある。僕らふたりは、学内だけでなく、携帯電話で連絡を取り合い街角でも会い交流をした。語学力が上がったことはもちろんだが、リアルな中国人の考えに触れられる機会ができたことが財産となった。同世代の彼だが、政治に対しての関心が高く、さらにはっきりと自分の意見を持っている。われわれ日本人との意識の差を痛感した。

事実の奥にある本質を伝えたい。

中国を知るためには、もっと日本を知っておくべきだった。疑問だけぶつけてもコミュニケーションは成立しない。日本を語る力があってこそ、相手は中国を教えてくれるのだと身体で感じた。次の機会では、中国語はもちろん、日本に誇りを持って伝えられるよう自分を鍛え、体当たりしてみたい。伝えたい気持ちがあれば、コミュニケーションは豊かになる。僕は、現地プログラムの経験によって、やりたいものが見えてきた。照れくさいけれど、国際ジャーナリストになりたいと思っている。ほんとうのことを伝えたい。そういう自分を見つけたんだ。

入谷隼多さん

参考写真
1 南開大学学生との懇談会 2 ネイティブの中国語でなされる授業